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Y Combinatorのマイケル・サイベル(Michael Seibel)が語るminimum viable product (MVP)の核心は「驚くほどシンプル」なものづくりにあります。スタートアップ成功の鍵は、完璧なプロダクトをリリースするまで待つのではなく、まずは粗いプロダクトを素早く世に出すことにあります。
MVPとは「最初のユーザーに対して、何らかの価値を提供できるかどうかを検証するための最小限のプロダクト」です。その特徴は:
事前のユーザーインタビューは有用ですが、数年にわたる市場調査は不要です。「プロダクトを使う最初のユーザーは誰か」が明確であれば、リリース前に完璧な構想を練る必要はありません。
重要なのは「解決すべき課題」と「対象ユーザー」を強く認識しつつ、「解決方法」には柔軟に対応することです。プロダクトが機能しない場合、ユーザーや課題を変えるのではなく、ソリューション自体を改善(イテレーション)する必要があります。
規制産業やハードテック分野では、簡易版の即時リリースが困難な場合もあります:
この場合でも、説明用の簡易ウェブサイトを数日で作成し、潜在ユーザーとの対話材料とすることが有効です。
GoogleやFacebookのような大規模な「プレスローンチ」を幻想する必要はありません。真に重要なのは:
顧客獲得ローンチ:実際に使ってくれるユーザーを1人でも確保する
プレスローンチ:メディア掲載やバズを目的とした大規模発表(初期段階では優先度が低い)
プロダクトがなければ得られない学びがあります。ピッチデッグの推敲より、ユーザーが触れる「何か」を早く作ることが優先です。
MVPは「小学1年生の作文」のようなものです。未熟さを受け入れ、ユーザーフィードバックを糧に成長させることが成功への道です。